2016年5月4日水曜日

海へ遊びに行く前に知っておきたいこと その2(救命処置)

GWですね。ちょっと涼しくなっちゃいましたが沖縄では海へ遊びに行く人も多いでしょう。僕も行きたいです。そういえば昨年2015年初めにこんなん書きました。

海へ遊びに行く前に知っておきたいこと | ウチナータイム@nk_ema

上記の記事は実際に事故に遭遇したことがきっかけで書きました。「まさか自分が」というやつで、そのときになって何をどうすればよいのか、正しい知識を十分に持っていないことに気づいたのです。(ちなみにそのときは結果的に最適な行動が取れた、と思っています。事故にあった方も無事に生還しています。)

しかし、改めて読んでみると救命処置についてはあまり適切な資料を十分に引用できてなかったなと思ったので、今回はその部分に関しての情報と資料をまとめました。海へ遊びに行く前にぜひ確認していただければと思います。

まず、救命処置の基本的な流れは以下のとおり。


図の引用先にナンバリングされた各項目の説明があるので要確認。呼吸の確認は10秒以内、脈拍の確認は不要、胸部圧迫30回&人工呼吸2回で1セット、場合によって人工呼吸は省略可能といった情報は頭に入れておきたいところ。

また、日本蘇生協議会が出している「JRC蘇生ガイドライン2015」オンライン版2016年最終版では呼吸の確認を行ったがその判断に自信が持てない場合も心停止と判断し、ただちに胸部圧迫を開始するよう明示されています(JRC蘇生ガイドライン2015 オンライン版,第1章 一次救命処置(BLS),p6を参照)。迅速な判断と行動が必要ということですね。

救命処置の手順についてイラスト付きで解説されているので下記の資料も要確認です。それから日本赤十字社が一次救命処置について解説・実演した動画を公開していたので、最低でもこれだけは見ておいたほうがいいかもしれません。

[PDF]救命処置の手順,総務省消防庁

AEDを溺水者に使用する際は濡れた体を拭く必要があるため、AEDといっしょに体を拭くためのタオルなども手配する必要があります。

また、AEDによる電気ショックが適用されるのは心室細動(心臓がけいれんしてポンプ機能を失う)の場合であり、溺水の低酸素状態による心停止の場合はAEDが電気ショックは不要と判断する可能性があるなんてお話を某知恵袋で発見。もちろん、必ずしも電気ショックは不要→無事というわけではないので、上の動画にもあったようにAEDがそう判断してもこの場合は胸部圧迫と人工呼吸を引き続き行う必要があります。

水中での心室細動が原因で溺水した可能性もあることから、溺水の要因は考慮せずにまずはAEDを試すことが重要と思われます。

AEDの使い方|AEDの基本情報,AEDライフ(日本光電のAED情報サイト)
AEDとはなんでしょう?|市民のための心肺蘇生,日本救急医学会


まあ、ざっとこんな感じで。海で溺れた場合は救命処置の前に溺水者を陸に上げる必要があるので、発見から処置の間に時間のロスが必ず生じます。救命処置は迅速に行えるようにしたいですね。ということで、最後に日本赤十字社が一次救命処置について解説・実演した動画を。


海は確かに危険ですが、事前の準備で多くのリスクを避けることが出来ます。本当に危険なのは、「とは言っても滅多に事故なんか起こらないでしょ」という油断と他人任せの安全管理。備えあれば憂いなし、ということで安全に海のレジャーを楽しみたいですね。



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