2014年12月29日月曜日

夜の磯歩き@カーミージーの海

これまでに2度ほど磯歩きをした浦添市港川にあるカーミージーの海。12月の頭に鹿谷さんご夫婦が夜中の干潮時に定点調査を行うとのことでそれに同行させていただきました。もちろんブルーライト(470-480 nm)を持って。

カーミージーの海を歩く
カーミージーの海を歩く リターンズ

集合時間は24時。風が強く、とても寒い・・・。定点調査の邪魔をしないよう、後ろからゆっくりついていきました。

エントリー地点で打ち上がったカツオノエボシを発見。グロいけどきれいな青色をしている。
アメフラシの仲間 タツナミガイ。こいつも岩場に打ち上がっていました・・・。
夜になるとたくさん出てくるらしいのだけど、この日は寒いせいか数が少なかった。
どこに何がいるかわかります?
正解はイソアワモチ。小さい個体がたくさんいました。9月頃にもっと小さいやつがいましたね。
ブルーライトを当てると海藻が赤く光る。クロロフィル蛍光かな、たぶん。 
ガザミ系のカニの目。捕まえようとしたら脱皮したばかりだったらしく、甲羅が柔らかかった。
イボテガニのイボイボなハサミ脚。砂地に点在するこぶし程の大きさの石の中にいました。
鹿谷さんの話ではこの石を引きずって移動しているとか。モンゴルの遊牧民か!
ゴソゴソ動く海草の切れ端。よくみてみると・・・
カニでした。カイカムリのちっこいやつ?
キイロダカラ?外套膜がチラリ。模様が綺麗だよね。
ツボイモ?殻だけ。
結構良いサイズ。
明るいところで撮り直し。

タガヤサンミナシ。だよね?生きてるやつをちゃんと見るのは初めてでした。
模様が美しく、この艶がたまらなくすばらしい。
ヒドラが付着した貝を発見。緑色蛍光を確認!
通常光での撮影をし忘れるという蛍光観察あるあるにより貝の名前を調べられなかった。。
貝の殻にヒドラが共生することは図鑑で読んでうっすら知っていたのですが、まさかここで遭遇するとは。そしてまさか緑色蛍光が確認できるなんて!と、その場では感動したのですが、よく考えるとヒドラは緑色蛍光タンパク質(GFP)が見つかったオワンクラゲと同じヒドロ虫綱でした。まあ、持っていて当然か。

調べてみるとシワホラダマシという巻貝にカイウミヒドラが共生する例がよく知られているようですね。ヒドラといえば淡水のイメージがあるけど、海に生息するやつはウミヒドラといって科レベルで違う分類らしい。貝の殻やカニの体表に固着するんだとか。

淡水性のヒドラも蛍光を持っているかはわからないけど、もしそうなら飼育も簡単と聞くし、蛍光観察の教材として使いやすいかもしれませんね。ぜひ試してみたい。

キクメイシモドキ。触手を出してる姿は初めて見た!
写真には撮れなかったけど口の周りに緑色蛍光を確認できました。
スナギンチャクじゃないかなぁと思うのだけど、よくわからない。。
口の一部に緑色蛍光を確認。 
よく見ると触手の先端にも緑色蛍光。
サンゴにおける蛍光タンパク質、特にGFPの発現に神経組織の形成と関連があるじゃないかって話があります。触手の先端といえば刺胞細胞があるし、接触刺激と関連して神経が集まってるからGFPが局在してるのかなぁと妄想。だけどなぜ神経組織の形成にGFPの発現が関連するのかはさっぱりわからん。謎ですなぁ。

今回は寒いせいか生き物がいつもより少なかったとのこと。そのへんは残念でしたが、やっぱり蛍光観察は夜だね。触手を伸ばしているサンゴもいるし。キクメイシモドキとヒドラで蛍光が観察できたのでけっこう満足でした。次回はコンディションの良いときに行きたいですね。


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