2013年12月21日土曜日

沖縄県民の大好物『ムーチー』を作りました!

なんか最近また寒くなりましたね!本土では雪がたくさん降っているようです。寒いのは嫌だけどやはりうらやましい・・・。

そんな寒い中、名護に住む祖父の家に親戚たちが集まり、みんなで「ムーチー」を作りました!



定番中の定番、紅芋風味のムーチーです。


ムーチーとは、多くの沖縄県民がよだれを垂らす、もち粉を練って作ったお餅のことです。旧暦の12月8日に作る縁起物で、健康や長寿を願って作るのです。2013年は1月19日(土)がムーチーの日となっていましたが、僕たちは親戚たちの都合もあって1週間遅れで作ることになりました。

僕が小さい頃はいとこたちも大集合してみんなでわいわいとムーチー作りをしていました。ところが僕ら孫世代は内地に行ったり働き始めたりで、ここ数年はおじさんおばさんたちだけが集まってムーチーを作っていました。ということで、ムーチー作りに僕が参加するのはなんと7,8年ぶりになります(笑)せっかくの機会だったので、今回は記録としてムーチーの作り方やムーチーにまつわる民話などをご紹介したいと思います。


「ムーチー」の由来

最初に簡単に紹介しましたが、ムーチーはもち粉を練って作ったお餅です。でもなんで旧暦の12月8日に作るようになったのでしょうか?実はムーチーの由来については、民話が残っており、それによると旧暦12月8日に食べるお餅は、正しくは「鬼餅(ウニムーチー)」と呼ぶようです。もともと沖縄方言で「お餅」のことを「ムーチー」と言うのだとか。

さて、その民話がどんなお話かというと・・・

その昔とある兄妹がいて、鬼になった兄を退治するために妹が崖の近くへ兄を呼び出しました。妹は兄に鉄釘入りの餅を食わせて油断させます。さらに自分の陰部をちらつかせ、女性の陰部は鬼を食うための口だと言って兄を脅しました。食われてしまってはまずいと驚いた兄は谷から落ちてしまい、妹は無事に鬼になった兄を退治することができました。

そしてその日が旧暦の12月8日だったことから、健康と長寿を祈願して(鬼に襲われていた村が救われたから?)ムーチーを作り、それを「鬼餅(ウニムーチー)」と呼ぶようになったそうです。詳しくは下記のリンク(1つ目が詳しいです!)をご参照ください。

沖縄民話「鬼餅(ウニムーチー)の由来【大里村】」〜日刊OkiMag
ムーチー(鬼餅) - 公文書館通信 - 沖縄県公文書館

子供向けの絵本などでは、後半の陰部の話を省いて鉄入り餅に驚いた鬼が谷から落ちるといった内容に修正されているようです。まあ、そうなるでしょうね(^_^;)

そしてお話の中で妹が鬼になった兄を突き落とした谷が、那覇市首里金城町に実在すると言われています。実際に行ったことがあるのですが、場所は国指定天然記念物である首里金城町の大赤木と同じ場所で、崖下に大赤木が立っている感じになっていました。首里城からも遠くないので機会があればぜひ足を運んでみてください。

首里金城町の大アカギ -- 沖縄観光・沖縄移住情報サイト ちゅらほドットコム
内金城嶽・金城町の大アカギ


ムーチーの作り方

ムーチーの作り方自体はすごく簡単なのですが、今回は祖父を含めて親戚たち6家族分を作るので大変です。おすそ分け用にかなりプラスαされ、合計で300個くらい作りました。



まずはもち粉、砂糖、紅芋粉末を混ぜてなじませます。今回は国産もち粉20%配合のやつと国産100%のもち粉を使いましたが、純国産のもち粉は肌触りがきめ細かくて全然違いました。



水800 mlを2回に分けて加えながらさらに混ぜていきます。最初に水を加えた時にできる玉になったやつを崩す感じで混ぜつつ、水をさらに加えていきます。水を全部加えたら生地をまとめながらこねていきます。



こね終えると手に生地が・・・。水が多かったりこねるが足りないともっとべっちゃりと手のひらに生地がついちゃいます。こね足りないと食べた時にすぐわかるようです。なので生地をしっかりこねるのが一番大事なんだとか。



出来上がった生地を小分けして月桃の葉に包んでいきます。月桃の香りがとてもいい感じ!






包み方はめんどいのではしょりますが、サッと閉じてパキっと仕上げる感じです。できたら網の上にたくさん並べていきます。





シンメー鍋と呼ばれるでっかい鍋に水を張って先ほどの網を乗せ、40分ほど蒸す!鍋がでかいのでワイルドに火をおこしました。



蒸しあがるとこんな感じで葉の色が変わります。



少し冷ましたらムーチーの完成!

やっぱできたてはおいしいですね。
あ、細かいレシピは聞くのを忘れたので下記をご参考に。

ムーチー(鬼餅) by soyori|クックパッド



とまあこんな感じでムーチーを作って来ました。せっかくなのでいくつか研究室に持っていく予定です。あ、食べるときは電子レンジでチンして温めるとおいしく食べられますよ。

ムーチーを作るこの時期に、沖縄は寒くなると言われています。実際にここ最近寒いです。最低気温12℃くらいで何いってんだと思うかもしれませんが風が吹いて本当に寒いんですよ!そんな感じで寒くなるこの時期を「ムーチービーサー」と呼ぶそうです。きっと熱々のムーチーを美味しく食べるために寒くなるんでしょうね!


ということで、親戚一同が今年一年も健康で、みんなが長生きできますように!


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