2013年12月21日土曜日

夏のまとめ ~ダイビング・サンゴ編~

魚の次はサンゴです。サンゴについては以前書いた記事を見ていただければどんな生き物かわかるかと思います。

小学生でもサンゴについてよくわかるアニメ


僕はそんなにダイビングもしないし、研究でもたくさんの種類のサンゴを使っているわけじゃないので、そんなに詳しくは分類・同定できません。でも骨格標本を使った分類・同定講座を受けことがあるので、そのときいただいた資料をもとに頑張って属レベルで同定してみました。





これはミドリイシ・・・の仲間(汗。
コーラを飲んだらゲップが出るくらい確実にミドリイシ属のサンゴなのですが、種名まではちょとわからない。。ちなみに枝の先端にポリプがあるやつはミドリイシ属のサンゴです。枝の先端にあるちょっと大きめポリプは「中軸ポリプ」と言います。

先端部分の青色は緑色蛍光タンパク質(Green Fluorescent Protein; GFP)と類似の構造を持つ色素タンパク質と思われます。この色素タンパク質はGFPと違って蛍光を発しません。

GFPの研究は2008年のノーベル化学賞を受賞しています。世界で初めてオワンクラゲからGFPを発見・単離したのは下村脩博士です。
2008年ノーベル化学賞(ノーベル財団プレスリリース)
これはアザミサンゴ。唯一自信をもって紹介できるサンゴですね。

アザミサンゴの特徴と言えば大きなポリプと多様な色彩パターンでしょう。写真はWt (White tentacle) 型で触手が白いタイプです。Gs型(Green septa, 口の周りのトゲトゲが緑)やGt型(Green tentacle, 触手だけ緑)、BG型(口の周りだけ緑)、B型(Brown, 全部茶色)などがいます。

そしてアザミサンゴの緑も先程登場したGFPによるものです。アザミサンゴのGFPもすでに単離されており、Azami-Greenとして商品化されています。
お次はヒユサンゴ・・・だよね?こいつは一属一種なので間違いないかと。

赤いのはおそらくRFP(RedのR)ですね。Kaedeという名前の蛍光タンパク質がすでに単離・発見されており、こちらも商品化までされています。Kaedeは紫外線を当てることで緑から赤に色が変わるんだとか。



ウスカミサンゴ属の仲間。群体中心のポリプを取り巻くようにして同心円状にポリプが配列しており、どのポリプも同じ方向に口を向けています。



ノウサンゴ属の仲間・・・かな?(笑)ヒラノウサンゴかなぁ?







ハナヤサイサンゴ属の仲間。後ろの2枚はヘラジカハナヤサイサンゴだろうね、きっと。一部は褐虫藻が抜けていました。



とまあこんな感じ。意外に撮っていませんでした。

資料を見ながら同定していく作業はけっこう楽しいですね。次回から海に入る際はサンゴの写真を撮るようにしたいと思います。そうすることで、名前も覚えられそうですし。

それにしても、ダイビングでサンゴを楽しむとしたら、どうしたらいいのかなぁ。やっぱ色と形ですかね?同じ種でも色彩が異なっていたりするので、全色彩制覇を目指すのも楽しいかもしれません。

8月に潜った恩納村のポイントはけっこうサンゴがいっぱいいたので、ぜひともまた行きたいですね。


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